耐震診断
耐震診断とは、一般的には、現行の建築基準法(平成19年6月20日改正)に基づいて設計されていない建物の耐震性の有無を診断することをさします。
また、現行の耐震基準で建築された建物についても、災害などで劣化等が懸念される場合は耐震診断が必要です。
国土交通省調査では、住宅の耐震化率は約79%、耐震性が不十分な住宅は約1,050万戸となっています。
太陽光パネルは、1kWあたり約100-120kg(面積8-9平方メートル)の重量があります。
既存の住宅に太陽光発電システムを設置する場合は、建築投書には存在しなかった重量物を屋根に載せることになるため、建物の設計時に保証された住宅性能などにも影響が出てくることがあります。
太陽光発電システムの設置を考える際は、現行の建築基準法に則って設計された建物であっても、耐震診断は全く必要ないというわけではないことに留意が必要です。
【追記】
耐震診断をどこに依頼してよいか分からない場合は、お住まいの地方公共団体(都道府県・市区町村)の住宅・建築担当窓口に相談しましょう。
地方自治体によっては、一定の要件を満たす建築事務所等を耐震診断事務所として登録し、リストを公表するところや、無料で専門家を派遣し、簡易な耐震診断を行っているところもあるので、そちらを利用することも可能です。(上の図は、埼玉県さいたま市の例です。)
まずは、お住いの地域の自治体の耐震診断のサポートを調べてみましょう。